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7.検査ライン
ユーザー車検(新型ライン) ★「旧型ライン」は、こちらからどうぞ!

簡単に新型ラインと旧型ラインの違いを申し上げるとすると、旧型ラインの第2ブロックと第3ブロックが合体したものが新型のマルチテスターです。このマルチテスターは、1989年に導入されました。それまで、検査が大変だったフルタイム4WD車も簡単に検査を受けられるようになりました!

【 2.検査準備(ディーゼル車と4WS車の申告)】



上部の看板表示に従い検査ラインに入ります。
なるべく前のクルマの動向を確認して参考にしましょう。
☆この時に、鮫洲ですと新型は一番内側の2車線なので、カーブが自ずときつくなりますので、 なるべく大回りをして真っ直ぐにラインには入れるようにしましょう! サイドスリップは、変に斜めって入るとアウトです! 進入時、運転席側のタイヤをよく見て案内線(白線または黄色い線)の横を真っ直ぐに 通過できるようにしましょう。小回りしてしまった場合、後ろのタイヤに注意です。

ここで、「ディーゼル車」と「4WS車」だけ申請をします。 ZXは、どうなんだろうとちょっと疑問が湧きますね。
図の配置の選択ボックスがラインの右側にあるので、該当するボタンを押します。

スイッチ(選択)ボックス↓

スイッチボックス
再検ボタンは、表示機が「進入」
になってから押してください。 
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄( 再 検 申 告 ) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
サイドスリップ  ブレーキ. スピードメーター  ヘッドライト   排気ガス .
 
 
| ̄ ̄ ̄( 初めの申告 ) ̄ ̄| (再検申告)
ディーゼル車 4WS フラットロー 訂正 下回り

実物↓(新型ライン用)



押したら右上の電光表示板が【待機】から【進入】になるまで前の人の検査を見て待ちます。 基本的に、表示板の通りにやっていけばいいだけなので、そんなに恐れるに足りませんよ!


【 3.サイドスリップ・ブレーキ・スピードメーター・ヘッドライトの検査 】

★サイドスリップ検査 タイヤの横滑り量を測定し、きちんと直進性があり安全かどうかの検査です。

電光表示板が【進入】になったら白線(案内線)にそってゆっくり進みます。
上の電光表示板に【進め】の指示が出たらラインをじっくり見ながら、ハンドルは、軽く握る程度でゆっくりと前進して、停止線で止まります
この時、2CVは、窓から顔を出すのは至難の技なので、窓は全開のまま、 軽くドアを開けてラインをチェックしつつ進めば完璧です。
【停止線で、止まれ】と表示されたら止まります

テスターは↓下のような配置になってます。左上の方が、侵入口です。(余談ですが、旧型ラインではこの場所が待機場所になっています。)



↑上で説明した選択ボックスはピンク矢印で示した所にあります。必ずライン右側(右運転の車が多いから)にあります。

これが↓マルチテスターです。
すでに、2001年現在では、かなりの和の車検場に導入されているはずですので、これがある検査ラインでは選択した方が無難です。
FR車、4WD車、4WS車、ABS付きの車まで、容易にかつ短時間で検査が出来ます。



↑看板は、見学用に設けられているもので、左から「スピードメーター検査」「ヘッドライト検査」「ブレーキ検査」と書いてあります。

電光表示板に、【スピードメーター検査】【四輪をテスターに乗せる】と表示されたら マルチテスター(新型ラインの便利さん)に4輪を乗せます。 正しく乗ると【停止】と表示されますが、多少斜めっていても【停止】の表示がされる場合があります。 そうなるとスピードメーターの検査の時加速してずれ落ちそうになることがあるので、 真っ直ぐ入れるよう細心の注意でのぞみます。 友人の付き添いで、その時は、助手席にいましたが、かなりちびりそうになりました、、、。
この時、既に通ってきたユルユル動く四角い板で、サイドスリップ検査は終わっていますので、 電光表示板に判定がでます。合格は、【O】不合格なら【X】です。



★スピードメーターテスト 実際のスピードとメーターの表示の誤差を測定。

電光掲示板(新型と旧型では、掲示板が違います。慣れてない方は、新型のほうが分かり易いと思います。)
に【スピードメーター検査】【40kmでパッシング】



と表示されたら、1速から2速までギアを上げてスピードメーターが40kmを指したところで、 ライトを「スモール>LOW」でもいいし「LOW>HIGH」でも、 取り敢えずパッシングっぽいことをすればOK。 パッシングの機能の無い2CVは、ちょっと悲しいっす。
☆ココでの注意点は、急いでスピードを上げないことです。ゆっくりじわじわいきましょう。 特に35kmを超えた辺りから、魂を込めながら1kmずつスピードを上げることです。でないと、 40kmのあたりを、行ったり来たりしてしまいますので、気を付けて下さい。

オートマなら、「D」レンジにて加速同じように、メーターが40kmになったらパッシングします。
テスターに乗ったまま待っていると電光表示板に合格は、【O】不合格なら【X】と判定がでます。 判定後、ブレーキテストに移行します。

★ブレーキテスト 前輪・後輪の制動能力を測定、片効きなどをチェック。

電光表示板をに、【ゆっくりふむ】と表示されたら、ゆっくり踏んではいけません! 薄っぺらい2CVの床が抜けるくらい全身のエネルギーを集中して、速攻かつ勢いよく踏みましょう! そして、【はなす】と表示されたら、これまた速攻でペダルから足を離します。
☆ココでの注意点は、【はなす】の表示後、即座に離さないと「ブレーキの引き摺り」 と判断されるので注意して下さい。
そのまま車内で、判定を待ちます。判定後、駐車ブレーキ検査になります。

★パーキング・ブレーキテスト 駐車ブレーキの制動能力を測定、片効きなどをチェック。

これも、前回同様なるべく速攻で勢いよく引っ張ります。 が、めちゃくちゃブレーキの効く2CV以外のクルマですと、「もっとゆっくり引いて下さい!と、 スピーカーでいわれることがありますので、まあ、その時は、その時で、ゆっくり引いてみて下さい。 2CVに関しては、ご覧になったことがある方は、分かると思いますが、ちょっとでかめの500円玉 (1ドルコインより小さい!)くらいの小さなパッドが、ヒーヒー言いながらディスクローターを 止めるので、ちょっときつい作業です。パーキングブレーキを引いたまま、 「あれ?今日はちょっと加速が悪いなぁ!?」とか、やっちゃったことがある固体は、 検査前に調整しておきましょう!時間が無くて調整できなかった方は、「8.裏技」を、 見て下さい。ちょっと問題あるので、あのページは、閉じちゃうかもしれませんが、、、。
そのまま車内で、判定を待ちます。判定後、ヘッドライトの光軸・光量検査になります。

★ヘッドライトの光軸・光量テスト ライトの光軸・光量が基準値内かどうかの検査。



電光表示板に【ライトを付ける】指示が出たらヘッドライトを点灯し、ハイビーム(上向)にします。
四角いスターウォーズに出てきそうなニョロニョロ動く機械が両方のヘッドライトの前を、 移動します。この時、もし、あなたの2CVが、ハロゲンバルブを装着していない場合、 ボケっとしている暇はありません!検査官が寄ってきたとしても構わずアクセルを踏みましょう! 回転数を上げることで、光量があがるので、頑張りましょう! 2000回転くらいまでなら問題ないです。出来れば、ハロゲンは用意しておいた方が楽ですね。 反射鏡が、多少腐食していても、あまりある光量でフォローしてくれます。 初ユーザー車検の時は、光量アップのリレーをかませたのですが、 あれは、あまり効果がありませんでした。
判定が出たらこの機械(マルチテスター)の上での終了です。
車を、次の検査スペースに前進させて止まり(エンジンはかけたまま) 降りて、先程のマルチテスター側の(検査ラインの右側)自動記録装置に、 「自動車検査票」の左側の部分を差し込みます。
☆左側の部分と言うのは、
【 自動記録器 差込方向 ↑ 折り曲げたりしないで下さい 】
と書いてある部分です。差し込むと、「がちゃ」という音がして自動的に 合格なら【○】不合格なら【×】が記録されます。

↓今回の私の検査票です。光軸が何度か不合格だったので、×が付いているのがお分かりになると思います。



記録器↓(青矢印のところに上の部分を差込むと検査の結果に応じて自動的に検査印が押されます。)




【 4.排ガス検査 】 排気ガス中の一酸化炭素(CO)と炭化水素(HC)の濃度が基準値内にあるかどうかの検査です。

キャブ車はミクスチャーを調整して燃料を薄めにしておきましょう。インジェクション車などのコンピュウタを積んでいる新しい車なら特に問題は無いでしょう。
参考までに、基準値は【CO:4.5%】【HC:1200ppm】



記録後は、車に乗らずに、ラインの右側においてある「プローブ」をマフラーの出口に 60cmほど差し込みます。
☆この時は、出来る限り回転数を落としてCO・HCガスが出ないようにします。 調子が悪いからと、チョークなんて間違っても引いちゃ駄目ですよ。

プローブ (ピンク矢印のところが先端です。アップの写真で、ちょこちょこ穴が開いているのがお分かりになりますか?)



↑青矢印のところのグリップを持って差込みましょう!



判定が出るまで、「自動車検査票」を持ったまま暫く佇み、【プローブを外す】と表示が出たら判定後プローブを元の場所戻し、 排気ガス検査の記録器で記録します。
ここまでくれば、あとちょっとですよ!頑張りましょう!


【 5.下回り検査 】 車の下回り検査は、↓下のような検査内容で、ロッド、アーム、ブレーキホース、マフラー、排気ガス抑制装置などの緩み、ガタ、脱落、破損、油漏れなどの検査です。



ちょっとせまっちょろく感じるので慎重に進みましょう!ちょっとせまっくるしいのでゆっくり前進し、前輪をガイドラインの先にある2つの山の間で、停車させます。



↓細かいことですが、新型ラインには写真のようなコロコロ付きのガイドがついていますが、旧型は丸いパイプ(回転しない)が同じように備え付けてあります。



↓写真左側に見えるのが、見学ラインです。下回りは、階段を下りて下から見えるようになってます。



しかし、下に下りても、中が良く見えないのです、、、。外が明るくて中が暗すぎる為でしょう!



ところが、たまたまどういうわけか、ドアが開いている時がありました。奥のほうに小さく光っているのがモニターです。



これが内側!何をどうしているのか良く分かりませんが、とりあえずこうなってます。
ここの検査で何か問題があった場合は、書類を持って下に来るように指示されますが、私は、今までに一度も無かったので分かりません。



これが、最後の検査になります。
【エンジン停止】の指示が出ますので、エンジンを切ります。 しばらくするとすごい地震のようなゆれがありますが、大地震ではありませんので、安心して下さい。 続いて下からカンカンとハンマーでたたかれる音がします。決してあなたの2CVを壊している訳ではないので、安心して下さい。【ハンドルを回す】指示や、【ブレーキを踏む】、【クラッチをふむ】などの指示が有りますので、言われたことをします。電光掲示板に下回りの検査の合否が出ますので、判定後、前進して記録器で記録します。

☆ここまでで、1つでも不合格があったら、ラインの終了場所に座っている係官のところに 書類提出する必要はありません。そのまま素通りして、自分で直したり、調整できるものはしてください。 調整が、難関なサイドスリップや、光軸調整などは、テスター屋(予備検)さんに持って行って調整してもらいましょう!



↑ゴールから新型検査ラインを見たところ。


【 6.書類提出 】

写真↓総合判定室の横で総合判断を受けます。検査終了後、ラインの最後にある総合判定室 の中の検査官に、「自動車検査票」を含めたすべての書類を、提出します。
総合判断:検査書類を提出、合格・不合格の判断を受けます。私は経験がありませんが、「前検査」の場合にとてもひどい点検不良個所があると定期点検整備の勧告を申し渡される場合も有るそうなので、事前の整備はちゃんとしときましょうね。



すべて合格なら合格印を押されて戻されますので、車を駐車場に移動し、 Aの建物の2階右奥●番の「継続検査窓口」↓へ行きます。



ここでは、「自賠責証明書」以外の書類を全て提出します。 特に問題が無ければ、5分くらいで、新しい車検証とシール(フロントガラスに貼るアレ!) がもらえます。
最後にフロントガラスのシールをはりかえて車検終了!☆シール剥離材があると便利です!


【 7.再検査 】

こういうこともあるので、この日と決めたら、午前と午後の両方とも時間を空けておきましょう! 同日なら、最初の1400円の検査料で、文字どおり何度でもラインに入って検査を受けられます。 また、どうしても当日に再検が無理なことになってしまっても、検査料を払えば、 不合格だった項目のみのチェックで、受け直せますので、ご安心を!

どれか1つでも不合格があったらテスター屋に持って行ったり、自分で直して再びラインにならびます。
入り具陳所右側にある電話機型インターホンで「(不合格だった場所)の再検査をお願いします。」 と連絡を入れます。
再検査が必要なテスターまで進んで検査をして、合格したら記録器で記録します。
あとは、【6.書類提出】で、めでたく新しい車検証と車検シールがもらえます。



「7.検査ライン」トップに戻ります。

旧型ライン


1.赤黒君と車検
2.ユーザー車検
3.車検の予約
4.検査前の準備
5.必要書類
6.必要経費
7.検査ライン
8.裏技を紹介
09.体験記
10.付録(印刷)
11.Q&A掲示板
12.リンク集

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